SOILENT GREEN (ソイレント・グリーン)

Tommy Buckley: Drums
Scott Crochet: Bass
Ben Falgoust: Vocals
Brian Patton: Guitar

Biography

SOILENT GREENがブライアン・パットン(Gu)、ドノヴァン・パンチ(Gu)、トミー・バックリー(Dr)、そしグレン・ランボ(Vo)によって結成されたのは1988年のこと。ブライアン・パットンはサイド・プロジェクトであるEYEHATEGODも同時進行していた。その後グレン・ランボが脱退し、スコット・ウィリアムス(Ba)とベン・ファルゴウスト(Vo)が加入。バンドは地元でギグを繰り返し、DWELL RECORDSと契約し、今となっては伝説化しているデビュー・アルバム「PUSSYSOUL」を1995年にリリースする。その1stアルバムのツアーでPANTERAのサポートも務めたりと徐々に活動を活発化させ、'98年にはRELAPSE RECORDSと契約。EP「STRING OF LIES」をリリース。同年には2ndアルバム「SWEN MOUTH SECRETS」を発表する。

その後ドノヴァンが脱退、当時結成したばかりのGOATWHOREでファルゴウストが一緒にプレイしていたベン・スタウトが加入。2001年夏には3rdアルバム「A Deleted Symphony For The Beaten Down」をリリース。そして同年8月には「BEAST FEAST 2001」出演のために遂に初来日を果たす。 しかし同年冬にMORBID ANGEL、EXHUMED、ZYKLONらと共に行われた「EXTREME MUSIC FOR EXTREME PEOPLE TOUR」の途中ワシントンのハイウェイで車が雪のため横転する事故に見舞われ、ブライアン・パットンとスコット・ウィリアムスが肩に重傷を負ってしまう。その事故のせいでバンドはツアーの残りの日程をキャンセルせざるを得なくなってしまうのであった。悪いことは重なるもので、回復した数ヵ月後、2002年の春GWARとのツアー中、シカゴの郊外にてまたしてもヴァンの事故が起こってしまう。この事故でツアー・ベーシストのジョニー・モデルが鎖骨を骨折、ファルゴウストが下半身不随の重傷を負う。この事故のため、ファルゴウストは2003年の夏までリハビリや治療に専念せざるを得なくなってしまった。

そして奇跡的な回復の後、新しく加入したトニー・ホワイト(Gu)とスコット・クロチェット(Ba)らとともに26日間の"カムバック・ツアー"を敢行。しかしまたしてもバンドに悪いニュースが飛び込む。前ベーシストのスコット・ウィリアムスがルームメイトによって殺され死体で発見されたのだ。ブードゥー今日が絡んでいると見られている。

2005年、バンドは4thアルバム「CONFRONTATION」をリリース。フロリダはタンパのMana Studiosで、HATE ETERNALのエリック・ルータンのプロデュースの元制作された4thアルバムは、それまでのプロダクションに加え、ソリッドでタイトなSOILENT GREENの一面を表現した素晴らしい作品になる。 しかし何度目になるだろうか、またしても悪いニュースバンドを襲う。アメリカでのリリースの数週間後、大惨事をもたらした歴史的なハリケーン、「カトリーナ」が猛威を奮い、ルイジアナやニュー・オリンズに大打撃を与えた。そして、初代ボーカリストであったグレン・ランボの遺体が自宅で発見されたのだった。友人や家族は一時的に避難していた。

そして新しい時代へ・・・ バンドは長年在籍していたRELAPSEを離れ、METAL BLADEと契約し、本作「INEVITABLE COLLAPSE」を発表することになったSOILENT GREEN。今作もMana Studiosでエリック・ルータンの下制作された。「間違いなく俺達のキャリアの中でも最高レベルに到達した」とパットンはコメントしている。また「ここ数年にやってきた混沌性は少しではあるが落ち着いてきた」とも語っている。ジャケットは再びジョン・ヴァン・フリートによって描かれた。「人は皆ハッピー・エンディングを思い描くが、実際はそうはいかない。人はそれぞれもがき苦しむ方へと行き、そこからは何も得られない。それは毎日起こること。このアルバムはそういうことをメインテーマにしている。時には、自分の全てを注いで一生懸命になっても、結局は実らなかったりする。人生はそうやって失敗するもんだ」とパットン言う。「意味深なタイトルだ。俺が考え付いたんだけど、人生の様々な問題を題材にしている。周りで沢山の死を経験したよ。グレンはハリケーンの被害者になったし、前のベーシストは銃殺された。色んな出来事が起こったよ。だから、こういった絶望的な感じのテーマになったんだ。本当にヘヴィだった。」と語っている。そんな周りの経験から作られた5thアルバムは、バンドの集大成的な作品になった。ヘヴィとグルーヴの塊に圧倒される46分間を体感して欲しい。


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