AMON AMARTH

Johan Hegg: Vocals
Olavi Mikkonen: Guitar
Johan Soderberg: Guitar
Ted Lundstrom: Bass
Fredrik Andersson: Drums

Biography

今回の作品がかくに強力なものとなった理由を、ギタリストのオラヴィ・ミッコネンは以下のように語っている。

「今回は作曲の時に出てきたすべてのアイディアをいったんキープしたんだ。リフがスラッシュっぽかったり、トラディショナルなメタルの感じがしたり、俺たちの過去の作品に似てたりしていても、とりあえずそれが俺たちが気に入ったものならすべてキープた。今まではそういうものは全て却下してたんだけどね。その結果、曲調にも幅が出たし、メロディも豊かになって、メリハリもついているものになった。今まで以上により良い作曲ができたってことなんだ。それぞれの曲が最高の仕上がりになって捨て曲なしの作品になったという自信があるよ!」

作詞についてボーカルのヨハン・ヘッグは、先ず曲のコンセプトを決めてそれぞれの曲に当てはめて詞を書くのではなく、それぞれの曲が放つインスピレーションに合わせて詞のテーマを決めたという。そのテーマの中で存在感を持っているのが北欧神話の神で一般に神々の滅亡の原因を作ったと言われているロキだ。このキャラクターが『Deceiver of the Gods』のタイトルの元となっている。ヨハンは登場人物と共にある事実、その善悪は白か黒かで判断できないものだと言う。「ロキについて興味深いのは、彼がおそらく北欧神話の神の中で一番人間に近かったんだろうということだ。多くの人は彼を邪悪なキャラクターとして見ているが、悪魔と同等なものではないんだ。良いこともたくさんしている。特に彼が自分の外交の才能を使って神々をトラブルから救ったことも何度もあるんだ。唯一の問題は、そもそも彼が神々をトラブルに陥れてる原因そのものだってことなんだよね。彼は善悪に関する人間が持っている特質を持ち合わせていると思うんだ。俺たち人間はひとりひとりが素晴らしい偉大な人間にもなれるし、とんでもなく矮小な人間にもなれる。それを反映しているのが彼だと思うし、そこを俺は気に入っているんだ。」

『Deceiver of the Gods』ではプロデューサーとしてCathedral, Arch Enemy, Cradle Of Filthらのアルバムも手がけたレジェンド、アンディ・スニープ(Andy Sneap)を起用した。ヨハンは「俺たちはもっとアルバムにライブ感を持たせたかったんだ。そこでアンディのスタイルが俺たちに良いんじゃないかって話になってね。彼の仕事を実際に聴いて、俺たちの次のアルバムを現代の洗練されたサウンドを保ちながら、よりアングリーでデンジャラスなものに仕上げてくれると感じたんだ。」ミッコネンはアンディが今作品をアグレッシブに仕上げるにあたり、非常に重要な役割を果たしたと言っている。「今までよりも荒々しくて、顔面を強打するようなサウンドなんだ。俺たちが正に求めていたものだよ。いくつかの曲でよりスラッシュ要素を入れ込むことでアルバム全体がより激しくなった。レコーディングでこの再現を成し遂げたのは、やはりプロダクションの力が大きいと思う。今までのアルバムだと自分たちが生で演奏しているような勢いが消えてしまっていたからね。」

アンディが所有するイギリスにあるスタジオでレコーディングを行った際には、生々しさを生かすために演奏したものを細切れにしてつなぐことはしなかったという。ヨハンは「フレドリックのドラムはグルーヴを保つためにギターやベースと一緒に演奏して、それを録音したんだ。別々でレコーディングするのとは全くノリが違ってくるからね。俺たちにはこのやり方が合っていたみたいだ」と語った。

2008年『Twilight Of The Thunder God』ではEntombed, Children of Bodom, Apocalypticaのメンバーを、 2010年『焔の巨人スルト襲来』ではWitchcraftのサイモン・ソロモン(Simon Solomon)をゲストに迎えたが、今回『Deceiver of the Gods』ではCandlemassの元ボーカリスト、メサイア・マーコリン(Messiah Marcolin)が、その特徴的な声で8曲目「Hel」にゲスト参加した。ヨハンによると彼と一緒に何かやるというアイディアはかなり昔からあったらしく、彼にぴったりな曲が表れるまで待っていたそうだ。ヨハンのボーカルを入れた「Hel」のラフ・ヴァージョンをメサイアに送り、先ずはそれに彼がボーカルを加えたところ、素晴らしいコントラストが生まれたという。

2013年はAMON AMARTH結成21年目、1stフルアルバムのデビューから15周年となる。すでに、Loud Parkを含め2度の来日を果たしている彼らだが、三度目の襲来を期待したい!!


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